• U D

DARK WINGS

D DARK WINGS歌詞
1.DARK WINGS

作詞:ASAGI
作曲:ASAGI

生まれてきたことが間違いだと
心臓に罪の烙印を押された
掴みかけた手は踏みつけられ
吐き捨てるように愛は汚された

この世には救いなどありはしない
暗黒の果てまで墜ちてゆけ

闇の翼が目覚めていく
地の底から這い上がる為に
鼓動よ まだ眠らせはしない
生きる意味が欲しかったのだろう? ずっと

I can't finish like this.

無惨な有様に鴉は鳴き
息絶える俺を待ち伏せている
降り始めた雨は血を洗う
この終わりは始まりを意味する

真夜中を切り裂く叫び声で
霧に埋もれた顔を思い出す
膝を抱えた俺はもういない
悪夢の続きを見せてやろう

闇の翼が目覚めていく
地の底から這い上がる為に
鼓動よ まだ眠らせはしない
生きる意味が欲しかったのだろう?

メイズの森を越え
あなたが待つ忘却の塔へ
もし二人に約束された
永遠という名の愛がなくとも


2.Dragon Princess

作詞:ASAGI
作曲:Tsunehito

飛竜を従えて私は飛び立つ
紫紺の夜空に炎を放ち赤く染め上げる

「我が身命を賭してお護り致そう 深紅の姫君よ」
「高潔なその心」
「この竜鱗(うろこ)を剥いで柔き肌と共に片時も離れぬ」
「尽きせぬ私への想い」

「凛乎たる麗姿に心は燃え上がり熱い吐息を漏らす」
「死なばもろとも地に落ちよう
それでも変わらない覚悟があるのならお前を選ぶ」

戦う乙女を背に乗せた竜戦士
同じ日に生まれずとも同じ日の死を願った

「両翼は雲を裂く 火焔の気吹で軍勢を焼き払おう」
「おまえは私が守る」

それなのに毒矢はおまえに刺さった… 私を庇い…

飛竜は翼を操れず降り立つ
巨大な身体を横たわらせ眠るように
おまえは涙さえも奪った
どうか私の血を受け入れてひとつになるのだ

もう一度あの星のような眼を見せて
そして私を空へ連れて行って


3.コールドスリープ

作詞:ASAGI
作曲:Ruiza

僕が消えてしまった日から
どれだけの時間を無くしたのだろう?

閉ざされた氷塔の門 戦いは今も続く

巡るのは遠い記憶
雨上がり 光る水の珠
冠は弾け飛んだ
万華鏡のように移りゆく

深層を彷徨う僕は見た

夢の糸口は樹海に飲み込まれ
闇を浮遊する海月は光る

また出逢えるとは思いもしなかった
想い出の中に生きる人
子供のように僕を抱きしめて
温もりを思い出した

凍り付いた胸が熱を帯びて
永き眠りの中で声を聞いた

けれどまだ帰れない

枯朽しゆく葉は過ぎ去った日々

巨木の洞には魔の獣が巣食い
森の息の根を腐敗させていく

何故僕を汚すおまえが泣くのか
望んでいた世界なのに
血で染まった手を僕らは重ねて
生まれた日を思い出そう

さあ 時を流れ
もう 留まらずに行こう

夢の旅を終えて目覚める
現実(ここ)には僕を待つ人がいる


4.砂上のバラドゥン

作詞:ASAGI
作曲:Ruiza

赤く燃える砂紋が波打つ
夜のヴェールは風で解けた

月は闇を統べて
金砂 地上の星となる

砂漠の船を漕ぎ帰り着く
酷く荒廃した祖国の地

見る影もないほどに
想起 砂上のバラドゥン

耳に届くはずのない声に胸は締めつけられる

名さえ知らぬ兵士 国に殺された者よ
若き命を投げ 誰の記憶からも消えるのか

光無きは血を隠し過去を葬りさろうとしている

名さえ知らぬ兵士 国に殺された者よ
若き命を投げ 想いを果たせぬまま

砂漠に薔薇が咲く 無数に散った命の
弔う言葉もない けれどこの大地に平安を取り戻す
約束しよう